2009年 12月 10日
着物を着られる利点 経済面と装いの魅力 |
私には大正~昭和初期生まれの伯母が4人おり、
当時、羽振りの良かった祖父が娘達に買い与えた着物が多数ありました。
私の母も、留袖、喪服、訪問着などは嫁入り道具として持っておりました。
けれども着付けも出来ないし、母本人は着物にまったく興味がない。
まさに、箪笥の肥やしとなっていました。
私は幼い頃からその箪笥の中を眺めては、
「着物が着られたらなぁ~」
と思っていました。
着物を着たのはお正月と成人式、友人の結婚式などに数回振り袖を着たくらい。
着物を着たいと思いつつも何もしないまま、三十路に突入。
そんな頃、立て続けに友人の結婚式がありました。
ご祝儀もきついけど、服選びも結構大変・・・・と思ったときに、
着物が着られたら!
自分で着付けが出来たら!
婚礼の席に着られる訪問着、色無地などが複数ある!
帯を変えれば着こなしのバリエーションは多数になる!
ホテルで着付けを頼んだら1万~2万かかるけれども自分で着られたらタダ。
この先、子供が生まれたとして、お宮参り、七五三、入学式、卒園式にも着物でOK。
しかも着物には流行(多少はありますが、、、)がないし、洋服のように「もうデザインが古くて着られない・・・」なんてことはありません。
この先の冠婚葬祭をすべて手持ちの着物でまかなえたら、なんて経済的なんでしょう!
そしてもう1点。
晴れの日の装いとして、歳を重ねるほど、女性は着物が映える!
どんなに洋装で着飾ったとしても、偏見かもしれませんが、20代の若い女の子と並んだ時に、やっぱりくすんでしまう。
けれども、着物の場合は、その老いも味になるというか、趣があるように見える、という感じがして。
※これは「負け犬の遠吠え」で酒井順子氏も述べられていましたが、
負け犬の遠吠え
どんなに美人で仕事ができても、30代以上・未婚・子ナシは「女の負け犬」なのです!鋭い分析と、ユーモア溢れる文章で、同世代の本音を描き出した超ベストセラー。国内外で話題騒然、大論争にも発展した、講談社エッセイ賞、婦人公論文芸賞受賞作。600円
普段はユニクロを着て子育てに〝てんやわんや”の主婦も
冠婚葬祭の席になるとパステル調のうつくし着物に身を包み、独身女性の黒ドレスとは
明暗がはっきりする・・・・・と。
ま、勝ちとか負けとか既婚だろうが独身だろうが、
とにかく歳を重ねるごとに、着物は楽しい!ということです。
by tumugikomon
| 2009-12-10 11:02
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